地震の被害を最小限に抑えるためには「公助」「共助」に加え、自分たちで出来る備えに取り組む「自助」が欠かせません。グラッと来る前に家族と確認しておくと良いですね。東京消防庁の調査によると、地震でケガをした人の3~5割が家具の転倒や落下が原因とされています。
家具は転倒時にドアや避難路を塞がない場所に置き、寝る場所や座る場所、ストーブなどの近くも避けた方が良い。タンスなどはL時金具や突っ張り棒で固定し、食器棚には扉の解放防止の器具やガラスの飛散防止フィルムなどが効果的かなと思います。市販品もありますので、家具が地震時に「凶器」にならないための準備は今すぐに出来ます。
大きな揺れが襲った際の心構えも大切です。慌てるのは禁物で、屋内にいる場合は揺れが収まった後に落ち着いて行動をしてください。割れたガラスでケガをしない様に靴やスリッパを履いて下さい
「緊急地震速報」が通知されたらテーブルや机の下に隠れ、照明などの落下にも注意をして下さい。屋外にいた場合は、看板のあるビルなどには近づかない。沿岸部にいる場合、津波警報が出たら高台に避難をしてラジオやテレビで情報を収集する。避難をする際は、車が渋滞して救急・救援活動に支障が出る可能性もあるので、徒歩が望ましい。高齢者や妊婦さんなどがいる場合は車での移動も考慮する。また、日ごろから避難訓練を重ねて安全な場所への退避ルートの把握や、周りの方との共有も必要ではないでしょうか