高齢者の交通事故の多くが歩行中に発生しています。昨年都内で発生した交通事故で亡くなった高齢者54人のうち、歩行中が30人と全体の約6割を占めています。高齢歩行者の交通事故の多くは、道路の横断中に発生しています。道路を横断する際には、次のことに注意してください。
○斜め横断や横断歩道の信号無視、横断禁止場所での横断などは絶対にやめてください。
○青信号で横断歩道を横断するときでも、横断前に一旦止まり、車が来ていないか左右をよく見て、必ず安全を確認してから横断してください。
○信号が変わりそうなときは、無理をせず、次の青信号までお待ちください。
○信号機のない横断歩道を横断するときは、手を上げるなどで運転者に対して横断する意思を明確に伝えてください。
年齢を重ねると個人差はあるものの、身体機能が低下してしまいます。交通事故にあわないために、体力や体調に応じた無理のない行動を心がけてください。また夕方や夜間の外出の際はドライバーから早く発見してもらうために、明るく目立つ色の服装を心がけ、反射材用品を身に着けるなどの工夫をして、交通事故防止に努めてください。反射材はホームセンターや江東運転免許試験場等で購入出来ます。
~こうとう区報 No.2191 令和5年12月1日発行 より抜粋~